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2014 西表 | ソウルアイランド

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 新しい石垣の空港と関空へ向かうANAと関空と、それからJRにて。

 ほんとにまあ、こんなに天候に恵まれた西表遠征は記憶にない。6泊7日中、荒れていたのは到着した日のみで、あとは晴天に次ぐ晴天。というわけで、丸5日全部釣りに出かけました。ほとんどそれだけで幸せである。例えば台風が直撃とはいかないまでも、近くを通過しただけで滞在中ほとんど釣りにならないなんていうこともままあるのだから。

 昨日の最終日はシンタロウとヨウイチに俺、そしてイチとでナカラ川へ。イチと一緒に最後尾からいつものトップウォータープラグで臨む俺は、そもそも釣果をそれほど期待してはいなかったのだけれど、その見込みそのままにボウズ。狭い川だし、うちのトップウォータープラグに出るような比較的大きな魚は割と神経質でもあるので、致し方ないとは言うものの、それはもちろん少し残念な俺なのでした。

 それでも、シンタロウは先頭のVIP席でまたもいろいろなタクティクスを駆使し、何尾かの魚を手にしたから、かなり楽しんだのではないかと思う。おそらくこれからもルアーフィッシングに関わっていくであろう彼にとって、この島の釣りは役に立つ経験であったに違いない。

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 実はやつも、普段のトップウォータープラグと普段のタックルで川をやってしまうことも考えたものの、少々悩んだ末にミノーや小さなトップなんかも持って来ることにしたのだそう。短い遠征で確実に魚をキャッチしたいならこの選択は至極まともな考え方で、そういう釣りが普通の釣りではある。

 かくいう俺も、汽水域でSonicmasterを使うのを避けるという意味と(ハンドルの部分はアルマイト処理をしていないので、腐食しないように手入するのが面倒)、最近の他社リールをたまには使ってみるという意味で、今回はSonicmasterの他にABU(外観はヴィンテージのPro Rocket)とシマノ(12カルカッタ200)を新しく買って持参してみた。(ちなみにGTメッキを釣った時に感じたのは、シマノはことにドラグの出がスムースだということでした。)

 それから、ルアーの1/3ほどはスプリットリングを介してシャンクの短いトレブルフックに交換してみたりということも。バイトと同時に大きな口でエサを吸い込んでしまうバスに比べて、小さな口でガツっと噛み付いてしまうだけの西表の魚たちは確実にエサをキャッチすることが下手なので、こうするとフックアップし易くなるから。

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 ただし、Lリグやサーフェイスリグにシャンクの長いWフックのセッティングに慣れていると、魚以外に様々な障害物にもより引っ掛かり易いこのセッティングは、マングローブの複雑きわまりない根っこなんかに向かってキャストすることの多いここの釣りでは、反面結構なストレスにもなる。見た目にも違和感は否めない。

 これでマングローブジャック他の魚のフックアップ率を上げること、それからいつもは出るけど乗らないチヌをキャッチする作戦だったのだけれど、今回も残念ながらチヌのキャッチ(シンタロウは確か1本キャッチしたはず)には至りませんでした。Wフックでも乗る時には乗るから、このへんは難しい部分ではあるのです。

 ともあれ、そういう細かなセッティングを含めたルアーのチョイスだとか、リールやロッドのチョイスだとかがボーダーラインとなってそれぞれのスタイルというのはあるわけで、その部分にどんな洒落や遊びやウィット、あるいはやせ我慢(?)を挿入するかがセンスということになるのだと思う。

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 一方、あんちゃん(西表での俺の通り名)と釣りに行くことを楽しみにしていてくれたらしいイチは、小さいながらも見事なチヌを2匹も釣ったこともあって、“とうと”に何度か怒られながらも終始ご機嫌で、それは俺にとってもとても嬉しいことでした。

 しょうがないので、やつがとても気にしていた、俺が愛用のカシオのFishing Timerをプレゼント。まるで甥っ子のようなイチには入学祝いもしなかったから。いつまでそうなのかわからないけれど、しばらくはFishing Timerはやつの宝物になりそうだ。(俺は新しいのを買います)

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 川に少しの未練を残しつつしばらくの別れを告げた後は、日本最小のホタルを見に出かける。黄色いライトを点滅しながら森の中を浮遊するその群れは、まるで宇宙を象徴するようで、思った以上にミステリアスで、不思議な気分に浸る。子どもの頃以来、久しぶりに見たホタルの群れが、最終日のノスタルジアをより一層深くしたのだった。

 そんなこんなでソウルアイランド西表への旅は終わる。帰りの道中にあって、もう次に行くのが楽しみな俺でした。
  • (2014-06-08 12:25:50)