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November 2012 Lake El Salto in Mexico | LAにて

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 天空に北斗七星をみとめつつ、ボートは薄暗がりの中、朝一番のスポットへ向かう。90度ほど右にひと際明るく光る星があるのだけれど名前はわからない。隣にはカワハシ君という今年知り合ったばかりの風変わりな若者が乗っている。ボートをドライブする俺のガイドは5日半を通じて、あまり頼りがいがあるとは言えない(俺がデカいのを釣ると「ワァオ!釣れたぜ、アミーゴ!あ~良かった。ほっとするちゅうねん、ほんまに」という感じで喜んでくれるのだけれど)3つ歳下のロレンソだ。

 じりじりと胃の腑が焦げ付きそうな焦りとか、食道からワクワクドキドキがはみ出てしまいそうな期待感とか、まるで星空の広さにも似た達観とか、脳裏に刻まれたこの瞬間のあの何とも言えない心持ちは味わったものにしかわからないかもしれない。

 今回も俺にとっては決して甘くなかったメキシコに、今また、もう既に行きたいと思う。いったいどうしてか。普段釣りに行くことと同じで、自問自答するものの答えがない。リベンジというようなものでももはやないし。

 最終日、ボートランチに帰っていくボートの上で、来年五十を迎えようという男が、泣きたい気分になる、そういう場所のことを想像していただきたい。ほんとに涙をこぼしたことはかつてないけれど、でもそういう気分になるものなのです。とにかくそういう場所なんだ、メキシコって。

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 ちなみに最終日の半日の俺の釣果は酷いものでした。40upを1本、それだけ。俺以上に焦燥感をあらわにするカワハシ君に朝一番のフロントシートを譲ったとは言え、やつは3〜4本のナイスサイズを手にしているから、俺もまだまだということです。

 ただ、すっかり日が昇ってからNivaに出た2本の魚は、これは見事だった。特に最後に出たやつ、これは5日半で一番の大物かもしれなかった。それが救い。

 そんなわけで俺のメキシコツアーは終わったのです。もう少し書こうと思ったけれど、もうそろそろLAのホテルを出る時間なので、今日はここまで。これから帰ります。

 facebookには写真を公開しているのでそちらもぜひどうぞ。
  • (2014-06-08 11:58:59)